虚無

感じの良い言葉に騙され過ぎ問題について

虚無記事です。
何の生産性もない記事なので、自分の夢に向かって走り続けている人はそのまま走り去ってください。

「この食品はとっても健康に良いんですよ!」

この「健康に良い」って言葉。
マジでヤバいと思っています。

「ヤバい」って言葉もヤバいですが「健康に良い」って言葉は、よくよく考えてみると意味不明なのに「良いイメージ」が定着した言葉として流布してしまっているのがマジでヤバいです。

「便秘に効く」とか「血圧を下げる」のに効果的とか言うならわかります。そして実際にその症状に悩んでいる人がその食品を買うのも理解できます。

しかし、そういった身体に特に大きな問題がない人が「健康に良い」というキャッチコピー、魅力的なパッケージ、お手頃な価格設定につられてその商品を買ってしまうのは目も当てられません。

似たような言葉で「頭が良くなる」というのもあります。

頭が良いってなんですか?何を基準にして良し悪しが決まるんですか?学力?分析力?思考力?記憶力?発想力?応用力?…この言葉もマジで意味不明です。

こういう抽象度が高い言葉はどうとでも解釈できるので、その言葉が持つ良い感じイメージに引っ張られて、なんとなく大きな力が秘められていると錯覚してしまいます。まさに「パワーワード」というヤツです。

でも文章を書く側としてはこのパワーワード、使いたくなってしまうんですよね。簡単に人の感情を揺さぶる事ができるので。麻薬みたいなもんです。

だから、世の中は感じの良い言葉で溢れかえっていて、人々はそれに酔わされて惑わされています。

言葉を通して捉える物事は自分にとって都合の良い解釈によって作り出された幻想であり、幾千幾万の言葉を重ねても本質にたどり着くことはできません。

私が頭の中で考えている事も、このブログ記事では1割も表現できていないと思います。
これが言葉の限界です。

言葉にした瞬間、型に当てはめられ意味がそぎ落とされて陳腐化します。

だから本当に自分が伝えたい事は誰にも理解してもらえないし、言語を用いて頭の中で思考をしている時点で、本当の自分も自分では理解できません。

あー。なんかもう面倒臭くなったので最後に感じの良い言葉を言って終わりたいと思います。



言葉に騙されるな。と、言葉で伝える矛盾。

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